SIMロック解除は絶対必要?自分でできる?キャリア別SIMロック解除方法
2022年11月17日
使えるキャリアやMVNOサービスが増え、海外でも現地のプリペイドSIMが使えるようになるなど、恩恵の多いスマホのSIMロック解除。
2015年5月1日以降発売の機種が対象なので、現在出回っているほとんどの機種はSIMロックを解除できますが、ロック解除には一定の条件が設けられています。
SIMロック解除を予定している人は、事前に各キャリアの解除ルールと、実際の手続き、費用について知っておきましょう。
SIMロック解除とは?
SIMロックとは、携帯電話端末にかけられた利用制限のことです。
端末にSIMロックがかけられた状態では、決められた携帯電話会社の契約でしか使えないようになっており、他社のSIMカードを挿しても電波をキャッチできず通信ができません。
日本でSIMカードが広く使われるようになったのは、ドコモのFOMAなど第3世代携帯電話からです。
SIMカードが使われることで、技術的には回線契約と端末購入を別々に行うことができるようになったのですが、実際にはそうならず、同じ携帯電話会社で回線契約をし、SIMロックがかけられた端末を購入するという時代が続きました。
SIMロック解除義務化に向けて
第4世代になると携帯電話各社はLTEという同じ通信規格を採用し、iPhoneやGalaxyなど同じスマートフォンを取り扱い始め共通化が進みます。
海外メーカーのSIMロックがかかっていない「SIM(ロック)フリー」端末も販売されるようになりました。
そうした中、総務省がSIMロック解除についての検討を進め、2015年5月以降に発売される端末について、一定条件の下でSIMロック解除を義務化することになったのです。
その後もガイドラインは改定され、2021年10月以降に発売する端末は、SIMロック状態で販売することを原則禁止されています。
SIMロック解除が必要な場合・不要な場合
SIMロックを解除すると、今契約している携帯電話会社以外のSIMカードが使えるようになります。
ただ、SIMロックを解除しなくても、他の携帯電話会社のSIMカードを使える場合があります。
■SIMロック解除が不必要な場合
SIMロックを解除しなくてもOKなのは、利用したい携帯電話会社、主に「格安SIM」と呼ばれるMVNO各社になると思いますが、MVNOが利用している回線の携帯電話会社が取り扱っている端末です。
端末を購入した携帯電話会社と同じ回線を使うMVNOのSIMカードを使う場合は、SIMロックを解除しなくても使うことができます。
y.u.mobileの場合、ドコモの回線を借りてサービスを提供しているので、ドコモで購入した端末はSIMロックを解除しなくてもy.u.mobileでご利用いただけます。
また、元々SIMロックをかけていない状態で販売されている端末は、当然、SIMロック解除の必要がありません。
Appleストアで販売されているiPhone、Google Storeで販売されているPixelなど、端末メーカーが自ら販売している端末は基本的にSIMロックがかかっていないSIM(ロック)フリー端末なので、どの携帯電話会社のSIMカードでも入れて使うことができます。
■SIMロック解除が必要な場合
反対に、SIMロック解除が必要なのは、MVNOの利用している回線と合わない端末の場合です。
海外の携帯電話会社のSIMカードを使いたい場合も、ロック解除が必要です。
y.u.mobileのSIMカードを使いたい場合、auとソフトバンクの端末はSIMロックを解除しなくてはなりません。
■自分の端末がSIMロックされているか
自分の持っている端末がSIMロックされているかどうかを確認するには、 端末の設定メニューから確認する方法があります。
ただ機種によっては、SIMロック解除できているか表示されない場合もあるため、わからない場合は、もともと端末を取り扱っていた携帯電話会社のショップやサポートに尋ねると教えてもらえます。
<iPhoneの場合>
「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」で確認できます。
<Androidの場合>
例えばXperia(画面はauのXperia 1 II)の場合は
「設定」→「デバイス情報」→「SIMカードステータス」で「許可されています」とあればSIMロックが解除されています。
SIMロック解除のメリットとデメリット
SIMロックを解除する一番のメリットは、MVNOの格安SIMを使えるようになることです。
MVNOは大手携帯電話会社よりも低価格な料金プランを用意しているので、毎月の携帯電話料金を抑えることができます。
SIMロック解除のデメリットは特にありませんが、ロック解除に手数料がかかる場合があります。
ウェブサイト上で手続きをすると手数料無料でロック解除できますが、キャリアショップの店頭で手続きした場合、端末購入日以外は3,300円(税込)の手数料がかかります。
●2021年8月の総務省のガイドライン改定により、2023年10月以降は全てのロック解除手続きの無料化が義務付けられています。
●店舗や電話窓口など人的対応が発生するケースでも、無料で対応することが原則とされています。ただしシステムや店舗の事情により無料対応が難しい等、総務省に報告と確認を経て義務化の対象外になるケースもあります。
SIMロック解除の適用条件
SIMロック解除が可能なのは、原則2015年5月以降に発売された製品で、ネットワーク利用制限がかかっていないものです。
端末購入後100日を経過していればSIMロック解除が可能です。
なお、過去に同じ契約回線でSIMロック解除をしたことがあり、それから100日以上経過している場合は、購入後100日を待たずにロック解除できます。
SIMロック解除の方法
2019年11月に改正された総務省のガイドラインにより、端末を一括払いで購入した場合、あるいは携帯電話料金をクレジットカード払いしている場合は、端末購入時に無料で即時SIMロックを解除できます。
ドコモに至っては、ロック解除を申し出なくても、この条件に合えばSIMロックされていない端末が渡されるほどです。
大手携帯電話会社で端末を購入する場合は、購入時にSIMロックを解除してもらっておくといいでしょう。
自分で手続きをする手間が省けます。
■店舗でSIMロック解除する
各キャリアの店舗にスマホを持っていき、SIMロック解除をしてもらうことができます。
ただし先に説明した通り、2023年9月までは、店舗でSIMロックを解除しようとすると、端末購入日以外は3,300円(税込)の手数料がかかります。
また店舗でのSIMロック解除時には、SIMロック解除をする端末に加えて、本人確認書類が必要になる場合もあるのでご注意ください。
店舗によっては混雑が予想されるため、お金をかけずにすぐにSIMロック解除されたい方はウェブサイトからの手続きをお勧めします。
<ドコモショップの場合>
- お近くのドコモショップを検索
- 本人確認書類について
<auショップの場合>
- お近くのauショップ/au Styleを検索
- 本人確認書類について
<ソフトバンクショップの場合>
- お近くのソフトバンクショップを検索
- 本人確認書類について
■自分でSIMロック解除する
自分でウェブサイトを利用してSIMロックを解除する場合は、以下のような手順で行います。
端末はWi-Fiに接続できるようにしておきましょう。
<ドコモの場合>
ドコモ端末をSIMロック解除する場合は、「ドコモオンライン手続き」の「各種手続き」から申し込めます。
アクセスしたサイトで、SIMロックを解除する端末のIMEI番号(製造番号)を入力し、注意事項に同意してSIMロック解除を申し込みます。
- サイトにアクセスし、端末のIMEI番号を入力し申し込みます。
- 申し込みが済むと、受付確認メールが届きます。
- iPhoneの場合は画面の指示に従ってアクティベーションを行えばOK。
SIMカードがない場合は、iPhoneをバックアップして一旦初期化し、その後、最新のバックアップで復元するとSIMロックが解除されます。 - Android端末の場合は端末に入力するための「SIMロック解除コード」が発行されますので、メモしておきます。
端末にドコモ以外のSIMカード(au、ソフトバンク、楽天モバイル、海外のSIMカードなど。y.u.mobileなどドコモ系MVNOのSIMカードは不可)を端末に挿し、電源をONにします。
解除コードの入力画面が表示されたら、SIMロック解除コードを入力し、ロック解除します。
<auの場合>
au端末をSIMロック解除する場合は、「SIMロック解除のお手続き(My au)」から申し込みます。
アクセスしたサイトで、契約時に決めた数字4桁の暗唱番号を入力。
SIMロックを解除する端末を選択するかIMEI番号(製造番号)を入力し、連絡先のメールアドレスを入力してSIMロック解除を申し込みます。
- 手続きサイトでSIMロック解除したい端末を選びます。auで購入した端末は選択するだけでOK。
- 申し込みが終わったら、端末にau以外のSIMカード(ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、海外のSIMカードなど。y.u.mobileのSIMカードも可)を端末に挿し、電源をONにします。
- iPhoneの場合は画面の指示に従ってアクティベーションを行えばOK。
SIMカードがない場合は、iPhoneをバックアップして一旦初期化し、その後、最新のバックアップで復元するとSIMロックが解除されます。 - Android端末の場合は、「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」で「SIMカードの状態を更新」を実行します。
設定ファイルをダウンロード後、再起動するとSIMロックが解除されます。
なお、Google Pixelでこの設定は不要です。
<ソフトバンクの場合>
ソフトバンク端末をSIMロック解除する場合は、「My SoftBank」→「契約・オプション管理」の「SIMロック解除手続き」から申し込めます。
アクセスしたサイトで、SIMロックを解除する端末のIMEI番号(製造番号)を入力し、SIMロック解除を申し込みます。
- SIMロックを解除する端末のIMEI番号(製造番号)を入力して申し込みます。
- Google Pixel以外のAndroid端末の場合は、端末に入力するための「解除コード」が発行されますので、メモしておきます。
- 端末にソフトバンク以外のSIMカード(ドコモ、au、楽天モバイル、海外のSIMカードなど。y.u.mobileのSIMカードも可)を端末に挿し、電源をONにします。
- iPhoneの場合は画面の指示に従ってアクティベーションを行えばOK。
SIMカードがない場合は、iPhoneをバックアップして一旦初期化し、その後、最新のバックアップで復元するとSIMロックが解除されます。 - Android端末の場合、解除コードの入力画面が表示されたら、SIMロック解除コードを入力し、ロック解除します。
なお、Google Pixelでこの設定は不要です。
まとめ
SIMロック解除ができる端末であれば、各キャリアのウェブサイトから自分でロック解除を申し込むのがおすすめです。
y.u mobileマガジンでは他にも、格安スマホ・SIMに関する不安や疑問を、わかりやすく解説しています。
ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
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